子どもにエゴを押し付けていませんか?
最近子どもの放課後の予定に驚かさせることがよくある。
家に帰るとすぐに、習字や水泳、塾に格闘技、そのあとは大量のドリルや問題集。もちろん宿題も。
昔公園で、年齢もバラバラのたくさんの友達と遊んでいた光景を目にすることが少なくなった気がする。
果たして、今一度子供に聞いてみて欲しい。「本当にしたいは何?」
子どもにたくさんの選択肢を与えること自体は、素晴らしいことだと思う。
しかし、それが親のエゴになってはいけないと思う。
例えば昔、野球選手を目指したがその夢を叶えることができなかった自分の夢を子供に押し付け、本当にしたいことではない野球を嫌嫌している。
これでは、子どもの時間も、それにかけるお金も、嫌がっている子どもをおさえ込もうとする体力ももったいない。
Youtubeやゲームは、ずっと家でお留守番させておくためのどうぐとしては素晴らしい。それをしている間は、静かにしているから好きなことができる。もちろんそれもすごく大切なことだ。
しかし、それ以上にたくさん子どもの話を聞く時間も作ってあげて欲しい。
子どもの柔軟な思考と知りたいという意欲は凄まじい。その時期にもっと多くの刺激を与えてあげるのと、そうでないのとでは将来の学習に対する意欲が変わってくる。
本当に子どもに勉強を無理やりさせなければいけないのか?
もっと子どもが自発的に知りたい、やってみたいという思いを持てるようないろいろな経験を提供してあげられないものか?
出し物を自分達で考え作り上げている子どもや、なぜどうしてを本気でさがしている子どもの目は決まってキラキラしている。
この子たちの目のキラキラを大人のエゴで殺してしまうのは可哀想だ。
「あれはダメ、これはダメ」でなく「アレをしなさい、コレをしなさい」でなく
「どうなるんだろうね」「どう思う」とすぐに答えは教えず、子ども自身が考え、「あれをしてみよう」「やってみたい」「どうすればいいか考えてみよう」という意欲のある子どもを育てたい。